第3回観光戦略研究会 元観光庁長官(初代) 本保 芳明 様


6月13日(水)に第3回観光戦略研究会を開催しました。今回は、元観光庁長官(初代)で、現在は首都大学東京客員教授、UNWTO駐日事務所代表、観光庁参与としてご活躍の本保芳明様を講師に迎え、「東京の観光政策について考える」をテーマに講演頂き、その後、参加企業の皆さまと議論を行いました。


講演の中で本保様は、外国人訪問客数のデータに基づく観光における東京の位置付けは「ソウルやニューヨークに並び、パリを射程圏内に入れた状態」と上位層にあり、日本の観光行政については「国際的に見ても“観光行政のベストプラクティス”になっている」と評価されました。今後、東京の更なる観光活性化を実現していくためには、「東京の魅力であるライフスタイルを核に、強いリーダーシップと深い知見に基づく政策の実現が必要」であり、先進的な取り組みとして京都市の事例を紹介されました。その上で、日本は「これまでソースマーケットであったが、今後はディスティネーションマーケットになってくる」と指摘し、より魅力的なマーケット創出の為に「産官学が連携し、対話の場を設けていくことが重要」とお話されました。


講演終了後のQ&Aセッションでは、参加企業より各社の取り組み事例をご紹介頂いた他、参加者からは「災害や防災と言った点で海外からの旅行客に対応する街づくりが重要となっている」(ディベロッパー)との指摘や、ホテルの客室単価上昇により投資回収期間が早くなっていることから「ホテルへの投融資環境が改善している」(メガバンク)との感想があり、活発な意見交換がなされました。

Tokyo Metropolitan University Tourism Strategy

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